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2021年11月2日火曜日

差別と区別の違いが分からない日本人

 日本人が日本に差別は少ないと勘違いしてるのはいろいろな理由があるが、その一つに「差別」と「区別」の意味を理解してない日本人が多いからである。「差別」と「区別」は違う意味なのだが海外では差別と判定されることでも日本では「区別」と言い訳して誤魔化すのである。いや、正確には誤魔化すというより勘違いをしているのかもしれない。日本国民は幼いころから何もかも区別するように教育されているからである。本来「区別」というのはそれぞれに対応した扱いが必要な場合に行われるのだが明らかにその必要が無い時に行われた場合、それは「差別」なのである。例えば‘‘外国人‘‘というだけで入店禁止にする、男性という理由だけで大仕事を任されるなど外国人からしたら立派な差別だが日本人のほとんどは全くそれに気づいていない。なぜならそれが「正しい」と教えられてきたためである(洗脳されてる)。日本に未だ存在している度を超えた上下関係、男女格差、派遣制度、外見差別などはなんでも区別することが正しいという糞みたいな思想のせいで問題は中々収束に繋がらないといっていいだろう。

これだけ差別が横行してるのになぜ被害者は何も訴えないのか?おそらく被害者たちも自分に責任があると洗脳されてるのだろう。日本のマインドコントロールのような教育が生み出した結果である。さらに日本には外国人の数が他国に比べ少ない。なので当然差別の数も統計で見ると少なく見え、たとえ差別を訴えたとしてもその声が国全体に届くことはないだろう。外国人が少ないからテロを実行する連中も少ない。さらに日本人の差別は海外と比べて目立たないものが多いため(暴力を振るうのではなく小さい声で悪口言ったり、態度を変える等)、周りに注目を浴びることも少ない。だから日本には差別が少ないと勘違いしている人が多いのである。
とにかく。なんでも分けるべきというこの思想を無くさない限り日本の差別が減ることもないだろう。日本は外国人どころか、ハーフや日系人、挙句の果てに帰国子女まで差別するというとんでもない差別国家。国民には「誰であろうと人間」という思想を植え付ける必要があるが、現在この国を仕切っている頭の固い老人共が変わるか死なない限りそれは難しいだろう。

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