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2023年12月30日土曜日

今の日本に必要なのは哲学

日本のGDP(国内総生産)は ドイツに抜かれ世界4位に転落してしまった。このままいけば10位以下になるのも時間の問題であろう。しかし本当に重要なのは経済成長よりも文化の改革であり、経済如きで悲観的になる者は何も学んでいない証拠だ。日本のGDPが中国に抜かれる前は今より健全な社会だったのか?答えは否。閉鎖的で息苦しく、今と対して変わらない社会だったのである。豊かだったのは確かだが幸福度は現代より低かった。今の日本に必要なのは経済戦略よりも哲学である。

過労死、引きこもり、機能不全家族、孤独死・・・・・・・日本は経済大国になっても他国ではあまり見られない問題を複数抱えてる。別にお金を否定するわけでは無いが金だけでは幸せになれないということが証明されたのだ。にも拘わらず日本政府は相変わらず保守的な方針のみを選び、経済成長だけを視野に入れた政策を取る。これでは一生、日本社会は次のステップに進めない。物が豊かでも精神的に貧乏なら先進国とは言えない、ただのデストピアである。現代日本は必要ないもので溢れている。パチンコ、カードゲーム、同人誌、コスプレ、くだらない発明品など常識人にとってゴミでしかない物ばかりである。人生に満足できずガラクタに夢中になることで少しでも寂しさをまぎわらそうとしてるのだろう。これではいくら金があってもただ空しいだけである。日本人は消費するだけの生活を改め、何が一番大切か、人間らしい生き方とは何かを考え直すべき。要らない物、面倒な事、余分な行為は捨てて本当に必要なものだけを残す。それこそが日本を幸福へ導くための哲学である。だが大半の日本人は哲学を「くだらない」と切り捨ててしまう。「頭のおかしい人が学ぶもの」だと思ってるのだろう。哲学の話をした途端に「そんなこと考えてる暇があるなら受験勉強しろ」もしくは「働け」と返されるのがオチである。いつまで経っても社会が変わらない訳である。

とにかく。稼ぐことしか頭にない国民が大半では幸福な人が増えるのは難しいであろう。一人でも不幸者を救えるよう、この国の余分な習慣や文化を急いで捨てたい。