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2022年6月13日月曜日

なぜ日本には酔っ払いが多いのか

 普段は真面目な日本人だがお酒を口にした途端、ガラリと性格が変わってしまう者が多い。もちろん外国人にもそんな人はいるが日本人は飲酒後のギャップが激しい。なぜ日本人はここまで酔っ払いが酷いのか?そもそもなぜ日本人はお酒が大好きなのか?なぜなら飲酒は日本人にとって数少ないストレス発散方法であり、それと同時に日本社会では酔っ払いになることで得られるメリットが非常に大きいからである。

一般の日本人、と言えば何を思い浮かべるだろうか。朝には地獄の満員電車で出社して、会社ではただひたすら我武者羅に働いて、上司の機嫌を伺いながら残業して、やっと退社できると思ったらもう夜中近くである。どんな真面目な人間だろうと時にはガス抜きをしたくなる。しかし日本の労働者たちにはその息抜きが難しい。常に周りの顔色を伺いながら愛想笑いをして場の空気を乱さないようにする。顔も服装も振る舞いも目立たないようにして挙句の果てに馬鹿みたいに働く。安らぎの時間が日本人にはほぼ無いのだ!!これが引きこもり対人恐怖症と言った問題に繋がってるのだろう。しかしある方法を使えば日本でも自由を手に入れることが出来る。すなわち、酔っ払いになるのである。日本では酔っ払いなら他人に迷惑かけても許される風紀がある。大声、罵倒、セクハラ、立小便・・・・やりたい放題である。痴漢が起きても「酔っ払いだから」で済まされることも多い。命に係わる問題でも起きない限り、日本社会は飲酒マナーに非常に甘い。賢い方はもうお気付きだろう。なぜ日本人が酔っ払いになりたいのかを。別に飲酒が好きじゃないやつでも酔っ払いになりたいのだ。ハメを外しても許されるから。馬鹿なことしても大目に見てくれるから。日本では数少ないストレス発散方法なのである。これが日本に酔っ払いが多い本当の原因である。

日本人の飲酒マナーが悪いことは海外からも問題視されてきてるが、この国のギスギスした空気を和らげない限り日本人の飲酒マナーは良くならず、迷惑な酔っ払いは減らないだろう。