「がんばれば日本は絶対良くなる」、「日本にはまだまだ希望がある」、「日本人は真面目な民族」など、綺麗事言う人が絶えない日本。前向きになりたいとは言え、綺麗事だけでは社会を変えられないのはほとんどの人が気づいているはず。なぜ日本人は綺麗事ばかり言うのか?それは日本人が建前を気にすることと変化を恐れる民族であることと関係している。
日本には本音と建て前という文化がある。本音では相手に反感を抱いても表面上は友好的に接するという日本独自のマナーである。日本人はイメージを非常に気にする民族であり、印象が悪くなるのを恐れなるべく好印象を持たせるために必死に努力している。だから相手の真意が分かりにくい。空気を読むという習性があるのも悪印象を与えずに相手の意図を察するためだろう。だから表向きは綺麗事だけになるのである。そうすれば誤魔化せると思っている。本当は皆、気づいてるはずである。綺麗事に意味など無いということに。しかし日本の建て前文化が本音を引き出すことを許さない。国民は今日も仮面をつけて綺麗事を並べるのである。道理で日本が息苦しい訳である。ストレス社会と呼ばれるのも納得がいく。裏では陰湿ないじめや嫌がらせが多い現状も綺麗ごとに意味は無いという証拠だ。にも拘わらず日本人の言動や仕草が昔から変わらないのは日本国民が変化を嫌う民族だからである。伝統を守るとは聞こえは良いが、ただの進化しない社会に過ぎない。無駄な習慣や行動は捨てるべきである。
とにかく。本音と建て前という文化を無くさない限り、綺麗ごとで誤魔化そうとする日本人は減らないしこの国の息苦しさは消えないだろう。綺麗事を並べるよりもっと本質的なことに注目し大胆な対策を取るのが日本のためだろう。この世を生き易くするためにも日本文化は捨てるべき。
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